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羽毛について
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西川の上質な羽毛布団のご購入の方はこちらから |
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羽毛について |
その名のとおり羽毛とは、水鳥のはねの総称をいいます。羽毛ふとんの中わたにはグースとダック、2種類の水鳥の羽毛が使われています。種類により、白っぽい羽毛(ホワイト)で覆われた水鳥と、灰色っぽい羽毛(シルバー)の水鳥がいます。一般的には暖かい地域よりは寒い地域の水鳥、ダックよりグース、シルバーよりホワイトが品質的に良いといわれています。 |
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羽毛のそのほとんどが食用・卵用の副産物 |
産地によっては羽毛ふとん用にグースを飼育しているところもあります。この羽毛は品質もよく、希少価値も高くなります。一般的にダックよりグースの方が大型なので、羽毛(ダウンボール)自体も大きく良質です。4~5年間飼育された親鳥(マザーグース)の羽毛はビッグで、高品質です。 |
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ダウンとフェザーについて
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ダウンとスモールフェザー |
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羽毛には「ダウン」「スモールフェザー」「フェザー」の3種類があり、羽毛ふとんには「ダウン」と「スモールフェザー」が使われます。1羽の水鳥から「ダウン」が約25g、「スモールフェザー」「フェザー」が各約60g採取されます。
西川の羽毛ふとんは、ダウンボールの大きい良質の羽毛だけを厳選して使用しています。 |
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ダウン(胸毛)
水鳥の胸部に密生し、羽軸がなく、フワフワとしたタンポポの種子(わた毛)のような形からダウンボールと呼ばれます。放射状に出ている羽枝が密生し、ダウンボールが大きいものほど、いいダウンといわれています。 |
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スモールフェザー(小羽根)
腹部などに生えている、少しカーブした羽軸をもつ小羽根。羽根全体がやわらかいので羽毛ふとんに使われます。ダウンと混合され、弾力性を発揮します。 |
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フェザー(羽根)
翼の部分に生えている羽軸をもった羽根。硬い羽軸があり、細かい羽枝が少なく、ガサツキ感がありますので、一般的には羽毛掛けふとんには使われません。小さなものは枕の詰めものに使われます。 |
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ファイバー(羽枝)
ダウンやスモールフェザーの羽軸から離れて(ちぎれて)1本の状態になった羽枝のことで、それぞれダウンファイバー・フェザーファイバーといいます。
西川産業では未熟なダウンとともにできるだけ除去する工夫をこらしています。 |
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すぐれたダウンの特性 |
水鳥たちは主に寒冷地で育ち、その羽毛には厳しい自然環境を生き抜く機能が備わっています。
ダウンの丸く放射状に出ているやわらかな羽枝には、さらに細かい小羽枝があります。その間に多量の空気を含んで熱が逃げるのを防ぎます。また、羽毛が吸湿性・放湿性に富むのも、この細かな小羽枝のおかげ。人体から出る汗など、湿気の吸収・発散を繰り返してくれます。加えて、すばらしい圧縮回復性をもっています。羽毛は掛けふとんの充填材としては最適ですが、敷きふとんの素材には適していません。 |
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かさ高について
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羽毛の品質、それはフィリングパワーで決まります |
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フィリングパワーとは、羽毛が備えているかさ高性能で、羽毛ふとんを選ぶときの大きなチェックポイントになります。
※ふとんにしたときのかさ高性ではありませんのでご注意ください。
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フィリングパワーの測定方法 |
内径29cm、高さ50cmのシリンダーに30gの羽毛を入れ、120gのおもりを2分間のせた後、重りを取り除いて復元した羽毛の高さを測ります。3ヶ所を1mm単位まで測定し、その平均値を求めます。
業界基準では羽毛の品質グレードを3段階に区分していますが、西川の羽毛は業界基準をはるかに越えるすぐれたフィリングパワーを備えています。 |
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羽毛布団の特徴
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羽毛布団の特徴 |
ダウンを50%以上使った布団が「羽毛布団」、50%未満のものを「羽根布団」と呼んで区別しています。「ダウン90%の羽毛布団」 には、ダウンが充填物重量の90%、スモールフェザーが10%詰められています。 |
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羽毛布団の優れた5つのポイント |
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軽くて暖か!
ダウンボール同士が固まることもなく、いつまでもフンワリ軽やか。空気をいっぱい含んでいるので保温性に優れ、とても暖かです。 |
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さわやかで快適!
羽毛は吸湿・発散性に富んでいますので、ムレ感もなくサラッとさわやかです。 |
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ソフトにフィット!
繊維を積層した中わたと異なり、羽毛は1個1個独立しているので、フィット性に優れています。暖まった空気を逃がさず、外の空気の侵入をも防ぐので、快い寝心地です。 |
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とても経済的!
羽毛ふとんは大変耐久性に優れ、丁寧に使用すれば長期間使用できます。つまり、長い目で見ればとても経済的なのです。また、側地の交換などのリフォームや、羽毛のまる洗い(リフレッシュ)なども可能です。 |
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お手入れ簡単!
羽毛は圧縮回復性がよく、放湿性にも優れているので、頻繁に日に干す必要もありません。軽くて日々の取り扱いも楽なので、特にご年配の方や妊娠されている方、共働きの方などに喜ばれています。 |
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西川の羽毛品質
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西川独自の品質向上策 |
一口にダウンといっても、空気の層をたっぷりと含んだ「ダウンボール」の他に、わた毛のまばらな「未熟ダウン」や、一見ダウンに見間違う「類似ダウン」「ファイバー」などいろいろあります。これらの粗悪なダウンは、平面的だったりひずんでいて空気をあまり含みません。羽毛は自然のものですからから選別が非常に難しく、羽毛組成混合率の試験ではこれらの粗悪なダウンが混入していても、ダウンにカウントされていました。 |
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西川独自の品質向上策 |
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原毛を輸入・自社で精製 |
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西川ではポーランドやハンガリー・中国北部などで育ったグースの羽毛を、現地で直接買いつけて輸入しています。輸入後、原毛についているゴミや汚れ、動物特有の臭いを取り除くため、国内の専用工場で丹念に洗浄し、厳密な選別工程を経て羽毛に精製します。多くの寝具メーカーは海外の商社から、すでに洗浄・選別された羽毛を買い付けています。自社精製だからこそ、ダウンの品質維持に自信がもてるのです。
※一部海外生産商品もございますが、品質管理に万全を尽くしております。 |
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玉ダウンをできにくくする工夫 |
原毛を洗浄する際に注意しなければならないのは、ダウンとダウンが絡みついてしまうこと。細かな小羽枝が複雑に絡み合うと元には戻らずに、固まってしまい「玉ダウン」になってしまいます。これを防ぎ、一定量の良質な羽毛を精製するために、時間・洗剤・水量等を倍かけているのです。 |
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原毛を細かく選別、ネックフェザーの除去 |
選別は風の力を利用します。スモールフェザーやフェザーは手前に落ち、良質のダウンはより遠くまで飛びます。また、未熟なダウンやファイバーなどは、空回りして手前に落ちてしまいます。西川ではファイバーや粗悪なダウンをできるだけ取り除くために、大型の羽毛選別機を使用しています。特にグースの首の部分に密生する「ネックフェザー」は、鋭く長い羽軸をもっているため、側地を突き抜いて飛び出てくるやっかいものです。この「ネックフェザー」や未熟なダウンをできるだけ除去する工夫しています。 |
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羽毛掛け布団の選び方
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羽毛掛け布団の選び方 |
羽毛布団の品質は「羽毛」だけではなく、「側地」と「キルティング」も重要な要素です。西川産業では、羽毛の特性(風合いと保温性など)を最大限に生かすため、側生地の選択からキルティング・縫製に至るまで、常に品質の向上に努めています。これらの特徴を把握して確かな羽毛布団を選びましょう。 |
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いい羽毛布団を選ぶ、6つのポイント! |
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ダウンとスモールフェザーの混率
ダウンの混率が高ければ高いほど空気を多く含み、保温性やかさ高もよいふとんになります。しかし、ダウン率表示の高いものが必ずしもよいとは限りません。一概に羽毛(ダウン)といってもダウンボールの大きさに違いがあり、また未熟なダウンや類似ダウン・ファイバーもダウンとしてカウントしているものもあります。このようなあまり品質の良くないダウンが90%入っている羽毛ふとんより、良質なダウンの多い80%の羽毛ふとんの方が、ふんわりと暖かく快適なこともありえるのです。 また、重量が多いものが良いものとも限りません。同じかさ高であっても充填量が1.3kgと1.5kgと異なる2つの羽毛ふとんの場合は、1.5kgの方がダウンが小さいと言えます。
ダウンの混率表示はひとつの目安になりますが、それだけで羽毛布団の良さは計れません。 |
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羽毛の採れた国や地方
暖かい地方に生息する水鳥と寒い地方の水鳥の羽毛とでは、その品質に違いがあります。ポーランドやハンガリー、中国北部などの寒い地域で育った水鳥ほど、良質の原毛を産出します。また、この羽毛は食用に飼育されたものの副産物です。ヨーロッパのフォアグラを目的として十分に生育させた鳥と、中国のように食肉の採取を目的とした若鳥とでは、鳥の成長期間とともにダウンの成熟度にも違いが生じます。東欧の羽毛に人気があるのはこのためです。 |
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採取方法
食肉用のダックやグースから、機械で採取する「マシーンピック」が一般的です。ダウンボールをこわさないように、人の手によって採取する「ハンドピック」は、羽毛の品質が安定しています。一定期間以上飼育された水鳥から、生きたまま手で採取する「ライフハンドピック」ですと、羽毛の品質も価格も最高級になります。 |
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精製工程
採取されたばかりの羽毛には、ゴミや汚れ、動物特有の臭いがあります。これらを取り除く精製工程は、生産工程でも大切なところ。西川産業では最終工程で羽毛に抗菌加工などを施し、カビや悪臭の発生を防止したり、ダニが寄り付かない工夫をしています。 |
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キルティング
使っているうちに中の羽毛がかたよってしまっては、せっかくの羽毛がもっている保温性が発揮できません。。現在ではほとんどの羽毛ふとんが「立体キルト」で、均一した保温性が得られるボックス型の構造になっています。しかし、「完全密閉型」でない低価格な羽毛ふとんの場合、2~3年経過すると中の羽毛がかたよることがあります。
一般的に「キルティング」とは、模様を浮き出させる手芸の技法のことですが、羽毛ふとんのキルティング(またはキルト)は羽毛のかたよりを防ぎ、かさ高を保つために側生地に施す加工のことをいいます。現在では「立体キルト」が主流ですが、このキルティングの種類によって羽毛ふとんの風合いや保温性が大きく左右されますので、羽毛ふとん選びの大きなポイントのひとつになります。
「立体キルト」の構造は、ひとつひとつがボックス状に密閉されているのが理想的。羽毛がゆったりと入っており、となりのボックスへ羽毛が移動しないことです。しかし、単に「立体キルト」と表示されていても、完全密閉されたものとそうでないものがあります。低価格の羽毛ふとんの中には、羽毛を簡単に吹き入れるための穴や切れ目があいており、そこから羽毛が移ってかたよってしまうものもあります。2~3年は問題なくても、徐々に襟元の羽毛が減ってきたりします。 西川産業の様々な立体キルトは、実用新案や特許の特殊キルトを使用した「完全密閉型」。羽毛のかたよりがなく、羽毛がもっている機能性を最大限に引き出すことができます。 |
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側地の素材
羽毛は針の先ほどの小さな穴からも吹き出してしまいます。したがって羽毛ふとんの側地には、高密度に織られた生地にダウンプルーフ(羽毛の吹き出し防止)加工を施したものが用いられます。素材は通気性の良い綿100%が主流ですが、高品質の超長綿やシルクにダウンプルーフ加工を施す技術も確立し、しなやかな風合いが楽しめるようになっています。
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側地 |
羽毛ふとんはその生地にも相応の品質が求められます。
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羽毛ふとんの生地には、一般的には綿糸によるサテン織やツイル織、平織などが用いられます |
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羽毛は針穴のような小さい穴からでも飛び出しますから、生地は高密度に織り、そのうえ羽毛吹き出し防止加工(ダウンプルーフ加工)を施します。 |
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ダウンプルーフ加工は、織りあがった生地を高温スチームでプレスして、織り目をつぶす加工です。 |
極細の超長繊維綿を使用した生地は、ドレープ(フィット)性に優れ、最高の使用感が得られます。側地のドレープが良くないと襟元にスキマができ、暖まった空気が逃げてしまい、羽毛がもっている保温性が台無しになってしまいます。
羽毛ふとんは中をあけて見ることができませんし、見た目では分かりにくいので、お求めの際は信用のおけるお店で話を聞いたり、直接横になって試されるとよいでしょう。先ほどのポイントをチェックされることをおすすめします。 |
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簡単な見分け方 |
羽毛布団を4つにつにたたんで上から軽く手で押しつぶしてみましょう。良質のものはガサツキ感もなくつぶれて間もなくふっくらと回復してくるはずです。また、臭いをかいだり、生地を触ってみることなども目安になるでしょう。
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タッグを目安に |
羽毛ふとんを製造するメーカーの責任の証、それが羽毛ふとんに必ずつけられている品質表示タッグです。羽毛の混合率・重量、側地の素材などが明記され、お手入れ方法や問い合わせ先も記されています。すなわち、このタッグはよい眠りを求めるお客様への西川からの「安心」のしるしなのです。また、ご自身で確認できる唯一の証ですので、お買い求めの際の目安にもなります。残念ながら低価格の商品には左のような詳しい内容が記されていなかったり、タッグがついていないものも多いのが現状です。 |
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羽毛掛け布団のお手入れ
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時々干すと良い効果が生まれます |
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羽毛ふとんは頻繁に干す必要はありませんが、月に1~2回、1~2時間程度日に干してください。干す効果は
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湿気をとる |
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保温性を高める |
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かさ高性・弾力性を高める |
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殺菌効果 |
などがあります。ただし、側地の痛みや色あせを防ぐため、カバーや布でおおって干してください。「羽毛ふとんは干さなくても良い」というのは間違いです。「他の素材のふとんに比べて干す回数が少なくてもよい」とご理解ください。また、ふとんを取り込む際にたたくことは厳禁です。中のダウンが損傷するだけで、何らメリットはありません。 |
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羽毛が片寄ってしまった場合は |
ふとんの表面を軽くほぐすように叩き、中の羽毛を平均にならせば、快適な寝心地が戻ります。もしなかなか元に戻らないような時は、購入先にご相談ください。
なお、ふとんに局部的な大きな衝撃を加えると、羽毛がキルト間で移動を起こし、片寄りの原因となることがありますので、ご使用に当たってはご注意ください。 |
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カバーは |
こまめに洗濯してください。上質で柔らかい素材のカバーを使ってください。カバーの内側についたヒモとふとんのチー(輪)とセットしていただければズレもなく、側地のいたみも汚れも防げます。また、羽毛ふとんに直接えり布等を縫い付けると、その縫い目が羽毛吹き出しの原因となりますので、ご注意ください。 |
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羽毛ふとんの耐用年数 |
羽毛ふとんも長期間使用すると、かさがなくなり保温性能が低下してきます。使用期間や使用された方の使い方によって異なりますので、耐用年数や買い替え時期は一概に申し上げにくいものです。また、10年以上前にお買い求めいただいたものは、キルティングが現在のように立体的な構造でないものが主流でした。このような羽毛ふとんの場合、買い換えるだけでなく「リフォーム」されたらいかがでしょう。中の羽毛を洗浄しパワーアップさせてから新しい側地に詰め替えるリフォームは、地球の環境保護の意味合いもあり、今後主流になっていくものと思われます。 |
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西川の羽毛布団
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羽毛布団の収納方
1
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当イースリープスタイルで羽毛布団をお買い上げの際、このような保管に適した専用の収納袋でお届けしています。 |
2 |
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まずは、よく乾燥させた羽毛布団をひっくり返して広げます。
次に、縦方向の3ツ折にたたみます。 |
3 |
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このような、細長く成形。 |
4
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長い布団を、くるんくるんと丸めるように、更に3つにたたみます。
*このとき、空気を押し出しながらたたむのがコツです* |
5
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収納袋のファスナーを全開まで開き、しっかり押し込みます。
*ここでも更に空気を押し出します* |
6
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ファスナーを締めたら完成!
通気性の良い収納袋だから、このまま押入れへ。
羽毛布団をつぶさないよう、押入れの上のほうに入れましょう☆ |
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