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合繊わたの特徴と種類」
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合繊わたの特徴と種類 |
主にポリエステル素材のわたを使用したふとんです。豊かな弾力性、高い保温性など、ふとんわたに必要な性能をもつほか、ポリエステルわたは工場で生産されるものですので、もともと臭いや雑菌がなく衛生的で、わたぼこりが出ない、比較的安価といった特徴があげられます。また、木綿わたの半分ほどの軽さなので、毎日の上げ下ろしもラクです。しかし、最大の特徴は様々な特殊加工ができる点です。天然素材の繊維の構造に似せたり、天然素材にはない機能的な特殊構造をつくることができることです。 |
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掛けふとんと敷きふとんには共通する基本性能の他に、それぞれに求められる性能があります。 |
掛け布団 |
特徴 |
敷き布団 |
▲ |
保温性 |
○ |
▲ |
吸透湿性・放湿性 |
▲ |
○ |
かさ高性 |
クッション性 |
○ |
○ |
ドレープ性 |
快適支持性 |
▲ |
◎ |
持ち運び易さ(軽さ) |
◎ |
○ |
耐久性 |
○ |
◎ |
手入れの容易さ |
○ |
◎ |
価格の手頃さ |
◎ |
合繊わたは掛けふとんだけでなく、肌掛けふとん・こたつふとん、ギフト商品などにも広く使われています。また、敷きふとんの固わた素材としてポリエステルわたが使用されています。 |
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合繊布団の選び方
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合繊布団の選び方 |
一般に合繊ふとんの品質は、詰めものの重量の多さで決まると理解されている方が多いようですが、これは必ずしも正しくありません。合繊ふとんの品質は、むしろ原料の品質や加工技術の高さ、ふとんの構造などで決まっています。このため、詰めものが軽いものの方が高品質の場合もあるのです。 |
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質の高い合繊布団の2つのポイント! |
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詰めものの種類や、特殊加工の特徴が明確なもの。 |
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側生地がきめの細かいよい素材であり、縫製がしっかりしていること。などがあります。また、デザインも価値を大きく左右するポイントです。 |
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西川の合繊いろいろ
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ファロン |
睡眠科学の追究から生まれた『ファロン』は、ポリエステル中空長繊維の集合体をアーチ状に加工した独特の構造をしています。 |
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中空繊維の優れた特徴 |
ファロンに使われている長繊維はマカロニ状の中空構造の画期的なもの。繊維自体が空気を含みますから、保温性は一段と優れ豊かな風合いがフィット性をさらに高めます。
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優れた弾力性を耐久性 |
独特のアーチ構造は優れた弾力性と復元力を生み出します。さらにも耐久性にも強さを発揮します。
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清潔で衛生的 |
切れ目のない長繊維を使っていますから、わた切れの心配がなくホコリもでません。いつまでも肌触りの良さを失わない、衛生的な寝具です。 |
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セフティガード |
最先端技術から生まれた超極細繊維による高密度の織物構造が、これまでにない滑らかな質感と優れた機能性を実現しました。 |
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超極細繊維 |
ナイロンとポリエステルを原料とした超極細繊維。細さはシルクの5分の1、長さは1gで39にもなります。
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高密度織物 |
ダニがふとんの内部に侵入して繁殖するのを物理的に防ぐだけでなく、わたぼこりなどのハウスダストをまき散らさず、室内をクリーンに保つことができます。 |
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織物顕微鏡写真 |
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合繊布団のお手入れ
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汚れてしまった時のお手入れ |
少しの汚れであれば、水で部分洗いをしてください。洗剤を使う必要があるときは、商品に縫いつけられている洗濯絵表示を参照してください。十分に部分すずき洗いした後は、天日で干すかドライヤーで乾燥させますが、わたが固まるのを避けるため、やさしくほぐすようにしながら乾燥されるとよいでしょう。
汚れが全体にわたっているときは、信頼できるクリーニング店や専門の業者にドライクリーニングに出しましょう。しかし、度重なるクリーニングは合繊わた本来の機能が弱まるおそれもありますので、問題ないかお店に確認された方がよいでしょう。 |
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合繊ふとんの耐用年数 |
合繊ふとんも長期間使用すると、かさがなくなり保温性能が低下してきます。ご使用状況にもよりますが、汗が繊維に付着しますので、一般的には掛け・敷きふとんとも耐用年数は5年位が目安となるでしょう。 |
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