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素材によって違う側生地
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素材によって違う側生地 |
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ふとんの側生地は「どれも同じもの」と思われている方が多いようですが、例えば綿ふとんと羽毛ふとんの生地は、品質も価格もまったく違うものです。ふとんの詰めものには羽毛・羊毛・合繊・綿など、様々な素材を使います。繊維の太さが違いますので、それぞれのふとん用の生地には詰めものが吹き出さない、「織り目の緻密さ」が求められます。加えて、素材の良さを生かした「肌ざわり」も大切です。
この緻密さは、通常織物1インチ四方の中に織り込まれている、タテ糸とヨコ糸の合計本数である「打ち込み本数」で表されます。一般に打ち込み本数が多いほど、しなやかで肌ざわりのよいものになります。羽毛ふとんや羊毛ふとんには繊維が細いので、特に打ち込み本数の多い高級生地を使用しています。同じ羽毛ふとんの生地でもダウンの品質や価格によって使用している生地が異なり、高いものでは1mで何万円もする生地を使っているものもあります。実際にさわって比べてみると生地の違いがはっきりと分かります。 |
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