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真綿について
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布団の種類 |
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真綿(まわた)とはどのようなものか、ご存知ですか?聞いたことがないとか、「綿」の字がつくからコットンかしら、それも「真」の字がつくからとびきり上等なものと答える方が多いのではないかと思います。真綿とは繭(まゆ)をわた状に引き伸ばしたものをいいます。古くはこれを「わた」と呼んでいましたが、のちに木綿(もめん)わたが登場したため、真綿と呼ぶようになりました。
やはり繭から作られるものに「絹」があります。こちらは繭から紡いだ生糸で作られた織物のことをさしますので、真綿と絹は姉妹関係になります。天然繊維の女王と呼ばれている絹と同じ繭を原料とする真綿は、絹同様の優れた特性があり、強く、軽く、保温性に富むため、古くから防寒具として用いられ、「ふとんわた」としても利用されてきました。それは「真綿ふとん」と呼ばれ、高級品として珍重されていました。
地球を取り巻くオゾン層の破壊等の環境問題が深刻になり、高齢化社会の到来を間近に、健康維持・増進の重要性が叫ばれているいま、地球にやさしい天然の健康素材として絹が脚光をあびるようになり、真綿ふとんも健康寝具として注目されています。 |
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