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綿布団の打ち直し
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綿布団の打ち直し |
「打ち直し」とは、数年使用して固くなった綿ふとんを、再び快適に使っていただけるようにする加工のことを言います。具体的には、まずふとんから木綿わたをはずし、かいて解きほぐし再びわた状にし直す「打綿」を行います。ちぎれて短くなった繊維が落ちたり、へたりが生じていますので、新品の時に比べて量が減りますので、必要に応じてわたを足します。側地を新しいものに交換するのは、「仕立て直し」と言います。
打ち直しをすれば新品に戻るとお考えの方が多いようですが、残念ながら違います。「打ち直し」は傷んだ繊維を直すもののではありません。「打綿」の際に繊維が切れて短くなりやすいので、打ち直したわたはどうしても本来の性能には戻らず、早く固くなりがちです。「打ち直し」は2回くらいが限度とお考えください。 |
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