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ダウンとフェザーについて
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ダウンとスモールフェザー |
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羽毛には「ダウン」「スモールフェザー」「フェザー」の3種類があり、羽毛ふとんには「ダウン」と「スモールフェザー」が使われます。1羽の水鳥から「ダウン」が約25g、「スモールフェザー」「フェザー」が各約60g採取されます。
西川の羽毛ふとんは、ダウンボールの大きい良質の羽毛だけを厳選して使用しています。 |
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ダウン(胸毛)
水鳥の胸部に密生し、羽軸がなく、フワフワとしたタンポポの種子(わた毛)のような形からダウンボールと呼ばれます。放射状に出ている羽枝が密生し、ダウンボールが大きいものほど、いいダウンといわれています。 |
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スモールフェザー(小羽根)
腹部などに生えている、少しカーブした羽軸をもつ小羽根。羽根全体がやわらかいので羽毛ふとんに使われます。ダウンと混合され、弾力性を発揮します。 |
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フェザー(羽根)
翼の部分に生えている羽軸をもった羽根。硬い羽軸があり、細かい羽枝が少なく、ガサツキ感がありますので、一般的には羽毛掛けふとんには使われません。小さなものは枕の詰めものに使われます。 |
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ファイバー(羽枝)
ダウンやスモールフェザーの羽軸から離れて(ちぎれて)1本の状態になった羽枝のことで、それぞれダウンファイバー・フェザーファイバーといいます。
西川産業では未熟なダウンとともにできるだけ除去する工夫をこらしています。 |
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すぐれたダウンの特性 |
水鳥たちは主に寒冷地で育ち、その羽毛には厳しい自然環境を生き抜く機能が備わっています。
ダウンの丸く放射状に出ているやわらかな羽枝には、さらに細かい小羽枝があります。その間に多量の空気を含んで熱が逃げるのを防ぎます。また、羽毛が吸湿性・放湿性に富むのも、この細かな小羽枝のおかげ。人体から出る汗など、湿気の吸収・発散を繰り返してくれます。加えて、すばらしい圧縮回復性をもっています。羽毛は掛けふとんの充填材としては最適ですが、敷きふとんの素材には適していません。 |
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