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布団の干し方
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布団の干し方 |
ふとんを干すと、汗などの湿気を逃がしてふんわりとした肌触りが楽しめます。直射日光に干すことは、紫外線による殺菌効果もあります。あまり1枚のふとんを長時間干さずに、こまめに効率よく干すことをおすすめします。 |
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AM10:00~PM2:00
干すには時間帯が大切です。朝は夜露が蒸発するので湿気が多く、干してもふとんはかえって水分を吸ってしまいます。夕方も日が落ちると急速に湿気が多くなります。効率よい時間帯は午前10時から午後2時ごろの、日光のいちばん強いときが適当です。 |
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カバーをかけて
直射日光による変色を避けるために、カバーをかけた状態で日に干すとよいでしょう。黒など濃色の布をかけて干すと、直射日光を早く吸収し、高温になるので乾きやすくなります。 |
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雨の日の翌日は×
雨の降った翌日は、晴天でも地上から蒸発した水蒸気が多いのでできるだけ避けましょう。 |
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季節に合わせて
夏は太陽光線(紫外線)が強いので片面1時間くらいで十分です。長時間だと生地が早く色褪せしたり、弱くなったりします。冬は太陽光線の弱い時期ですから、できるだけ長く干しましょう。 |
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干せない場合のアイディア色々 |
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うっとうしい梅雨の時期は、なかなか晴れてくれません。また、最近ではふとんを干してはいけなかったり、ベランダが常に日陰になってしまうマンションなど、日光のあたる場所がないときはどうしましょう。
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日光に当てる場所が無いとき
窓を開け放した部屋にふとんを広げておくだけでも、ある程度湿気を逃がすのに効果があります。 |
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布団乾燥機を利用しましょう
日に干せないときは大いに利用しましょう。ふとんの間に袋状のシートをはさみ、温風を送り込んでふとんを乾燥させるものです。掛けふとんと敷きふとんを裏返して、続けると両側から乾燥させますのでさらに効果的です。乾燥の熱はだいぶ長時間ふとんにこもっています。冬場はポカポカでよいのですが、夏場は温風で乾燥させたあと、冷風を送り熱をとってからしまうとよいでしょう。 |
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エアコンと扇風機を利用しましょう
ふとん干し用のスタンドなどにふとんを掛け、エアコンを除湿にしたり、扇風機をかけると、意外に湿気を逃がし乾燥させることができます。 |
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布団を取り込む時の注意 |
ふとん叩きの目的は、表面のほこりを取ることです。ブラシで軽くホコリを払うだけで充分なのです。ダニが気になるという方は、掃除機をゆっくりとかけてください。各メーカーからふとん用ノズルが発売されていますので、これを利用すると吸いつかないので便利です。 とり込んだふとんは、夏場はたたんで部屋にしばらく置いてください。干した後の余分な熱を冷ましてから押し入れにしまいましょう。逆に冬場は押し入れに直行させれば、ポカポカの感触のふとんで眠れます。 |
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羽毛や羊毛ふとんは干さなくてもいいってホント!? |
決して干さなくていいという訳ではありません。他の素材のふとんに比べて干す回数が少なくてすむ、ということです。その秘密はふとんの詰めもの“羽毛”の特性の違いにあります。木綿わたは吸湿性に優れていますが放湿性が乏しいため、湿気がこもりやすい性質をもっています。そのため頻繁に干すことが快適な眠りの条件になります。その点、羊毛わたや羽毛は吸湿性だけでなく放湿性にも優れていますので、自然の状態でもある程度、放湿し湿度の調整をしてくれるのです。
直射日光に干すことは、紫外線による殺菌効果もありますので、羽毛ふとんや羊毛ふとんであっても干したほうがよいのです。家族全員のふとんを干すには、場所と時間が限られているでしょうから、他素材のふとんに比べて干す機会を少なくしてもよいですよ、ということなのです。ふとんの側地はほとんどが綿素材でできています。直射日光に干すと綿の繊維が黄変する(日焼け)ことがあります。羽毛ふとんも例外ではありませんので、カバーをかけたまま干すなどの工夫をしてください。 |
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