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ナイトウェアについて
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ナイトウェアからリラックスウェアへ |
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ナイトウェアは本来の就寝着としての役割の他に、お休み前やプライベートタイムを気持ち良く過ごすためのリラックスウェアとしてのステージを広げつつあります。人の目に触れても違和感 のないオシャレ感覚のある、ファッション性豊かなものが選ばれています。しかし、大きなワッペンやボンボンがついているものがありますが、あくまでもナイトウェアですので、寝たときに気になるようなものはお奨めできません。
もうひとつの傾向は、肌触りのよいもの・光沢のある素材の高級品に人気がある点です。シルクブームはそのあらわれです。「絹」ならではの光沢や感触は他に比べようがありませんが、洗濯 などの取り扱いを慎重にするなど、シルクのもつ特性を活かす手入れが必要となります。 |
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下着と同じ機能 |
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人はひと晩にコップ約一杯分もの汗をかきます。日本は湿度の高い国ですので、汗をよく吸い取り発散する機能が特に求められます。素肌に直接着るナイトウェアには、下着と同じ機能が求められるのです。つまり、皮膚に適度な湿気を残しながらも汗や脂・水分を吸収し、なおかつ身体を保温し、体温調節をする機能です。
身体からは体温調節のために、汗や不感蒸泄として水分が放出されています。この水分を素早く吸い取り放出する機能、つまり「透湿性」がナイトウェアに求められる機能のひとつです。皮膚表面に出た水分をそのままに放置することは、肌荒れや風邪ひきのもととなります。 |
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下着と同じ機能 |
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眠っている間は何回となく寝返りをうち、知らない間に私たちは相当の運動をしています。肌とナイトウェアの間にも摩擦が起きますから、ゆったり目のサイズを選んでください。縫い目やボタンによる肌からくる刺激によって、自分の眠りのリズムが崩れて寝苦しさを感じたりします。
また、パジャマのゴムがきついものも、体によくありません。血液は心臓を起点に、運動の多い部分を重点的に全身を巡ります。睡眠中は皮膚や内臓の毛細血管にもたくさんの血液が流れ込み、血圧が下がっています。おなかをパジャマのゴムなどで強く圧迫していると、下半身の鬱血による貧血や脚部のむくみ、内臓機能の低下を招くこともあります。腹部を圧迫しないゆったりとしたサイズや、ヒモでサイズが調節できるようなパジャマなど、血液の循環を妨げないようにしましょう。
さらに、体にピッタリとしたサイズだと、汗を吸い取った生地が肌に密着して、かえって「冷え」を感じるようになります。肌との間に適当な空間ができるような、ゆったりサイズが理想的です。 |
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