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睡眠を科学する
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美人は夜つくられる |
眠りとは脳のメンテナンスです。それは脳内温度を下げて脳細胞を保護しつつ、肉体的な疲れはもちろん、精神的な疲労も回復させるものです。私たちは夜になれば眠り、朝になれば目覚めるという一定のリズム(サーカディアンリズム)を毎日繰り返しています。寝返りをうつ、いびきをかく、寝言を言うなど、眠っている間に身体には特有の変化や動きがあります。さまざまな細胞が活発に働くのも睡眠中です。その代表が成長ホルモン。これがもっとも活発に分泌するのは、夜10時~午前2時。また、皮膚の形成や新陳代謝の働きが盛んになるのもこの時間帯です。ですから「寝る子は育つ」「美人は夜つくられる」というのは、こうした根拠があっての言葉なのです。睡眠は健康と美容の生産工場、と言っても過言ではありません。 |
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グッスリ眠るための適正温度と湿度は? |
快適な睡眠を得る寝具の条件は、寝床内の温度は33℃、湿度を50%に保つことです。そのために、熱を逃がさないためには「保温性」、湿気がこもらないためには、素早く汗を吸い取る「吸湿性」、放出する「放湿性」にすぐれていることが条件になります。 |
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枕は自分にあったものを選びましょう。 |
「頸椎カーブ」を正しくキープする、自分にあった枕を選んでください。寝姿勢を保つために、敷き寝具とのかねあいが大切です。枕のあて方も重要なポイント。枕の端が肩口にあたるくらいまで、しっかり頭を枕に乗せてください。そうすることによって、後頭部から首筋にかけての全体で頭部を支え、肩こり・首のこりを軽減します。 |
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寝る前にしていいこと・悪いこと |
空腹を避ける、単調な音楽をかける、香りで眠りを誘う、濃いお酒を少量飲む、お風呂で心身ともにサッパリなど、快眠するための工夫をしましょう。激しい運動、食べ過ぎ、飲み過ぎは禁物です。刺激は眠りの大敵。身体もこころもリラックスさせることがグッスリ眠るコツです。 |
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