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布団のルーツ・面白話
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ふとんのルーツは僧侶のお尻の下!? |
ふとんを『布団』と書くのは比較的後世の当て字であり、本来は『蒲団』と書くのだそうです。蒲(がま)を材料とした円形の敷きもので、座禅のときに禅僧がお尻の下にあてがう小型の座布団のようなものであったとされています。 |
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引用文献:「昔からあった日本のベッド」小川 光暘著 |
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日本生まれのタオルケット!? |
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夏の代表的な寝具のタオルケット。実は日本生まれだったのです。タオル用に生産していたパイル織機の巾を広くして、寝具用として改良したのです。語源は毛布のブランケットとタオルを組み合わせて作ったものです。 |
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昔は毛布は羽織るものだった!? |
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明治時代に毛布は輸入毛布が主流で、高額だったのですが赤い色だったため、赤いブランケットを縮めて「赤ゲット」と呼んでいました。明治28年頃には別の意味を持つようになりました。当時、東京見物にきた田舎の人たち(おのぼりさん)は一様に赤ゲットを羽織っていました。暖かいうえに、仲間とはぐれないためのちょうどよい目印になったからです。これが風俗として定着するにつれて、都会人は野暮の代名詞として「赤ゲット」と呼んだとか・・・。夏目漱石の「我が輩は猫である」にも赤ゲットは登場します。 |
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毛布5枚でマイホーム? |
毛布が最大のぜいたく品であった明治40年頃。某デパートで売り出した毛布についた値段が4~15円。当時100円もあれば、100坪の土地に30~40坪の家が買えた時代です。15円の毛布なら5~6枚でマイホームが建ったのです。一般市民には手の届かない高嶺の花(毛布)だったのですね。 |
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クレオパトラはバラの花びらのベッドがお好き |
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クレオパトラは寝台をバラの花で満たして眠ったとか。これは鎮静作用のあるバラの香りを用いた「眠りの儀式」でもあったようです。つまり、バラの香りで気持ちを落ち着かせ、眠りについたと考えられます。あなたもクレオパトラ気分でお試しあれ・・・。 |
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太閤さんはベッドがお好き!? |
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安土桃山時代、ポルトガルやイスパニアからの到来物の中に、羊毛の織物・羅紗がありました。新しいもの好きの太閤秀吉は、大阪城の寝室にベッドを置かせて、真っ赤な毛織物をかけていたとか。えらいハイカラな殿様だったようで・・・。 |
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